鑑賞用木道を修復 ホタル住む故郷作る会 7月10日頃まで鑑賞できるよし
ホタルの住む故郷を作る会(阿部勇会長)は11日、上勇知にある施設〝神遊池〟にあるホタルを観察する木道の修復作業を行い、夏の鑑賞会に向け準備を進めている。
昭和30年代頃、上勇知には多くのヘイケホタルが生息していたが農業の発展などと共に見る機会は少なった。
阿部会長らが昔のようにホタルが飛び交う場所にしたいと、神遊池の湿地に12年前から少しずつ幼虫を放流した結果、今では毎年7月中旬頃には数十匹のホタルが見れるようになった。
小雨が降っていた11日午前中、会員10人ほどが今冬の雪の重みで破損した木道の手すりなどの補修作業を行い6月いっぱいまでに清掃など終えて夏の鑑賞に備える。
今年は、幼虫1000匹を放流し、市民向けの鑑賞会も開く予定にあるという阿部会長は「7月10日くらいの午後8時前から光り始めると思うので上勇知まで足を運んで楽しんでください」と話していた。