横田先生偲び追悼 稚内市主催 親族ほか市民250人参列
去る10月20日に84歳で亡くなった稚内市名誉市民で元開業医の横田愼一氏の追悼の会は10日、サフィールホテル稚内で親族や関係者ら200人余りが参列し開かれ、その後の一般献花には50人余りの市民が訪れ、横田先生との別れを惜しんだ。
追悼の会は黙祷あと横田氏の遺影を前に、工藤市長は昭和51年から平成30年まで開院した横田内科医院などに触れ「子どもからお年寄りまで多くの市民が先生にお世話になり、温厚な人柄は市民の誰もが認めるところであります。常に患者さんの立場になった姿勢は多くの市民の敬愛を受け、地域の赤ひげ先生として地域医療全体の発展に尽力されました。先生がこの街にかけた思いを決して無駄にすることなく、未来を担う若者に引き継ぎこれからも全身全霊で努力します。長い間、本当にありがとうございました」と挨拶した。
続き吉田道議、鈴木市議会議長、伊坂宗谷医師会会長、國枝稚内市病院事業管理者、風無北大同窓会稚内支部長の追悼の言葉のあと遺族を代表し横田氏の弟・横田晃氏(札幌在住)が「兄は市民の皆さんの健康を守るという強い意思で診療を行っていたと思います。〝元気になりました〟などと気軽に声をかけてくれていたことに皆さんの温かさを実感し稚内で開業して本当に良かったと話していたことを思い出します。多くの方々と兄のことを偲ぶことができ、私たちとしても嬉しく、兄もきっと喜んでいることでしょう」などと述べた。