週末雑感
けさ起きると積雪はさほどなかったが、きょういっぱいは用心せねばなるまい。4カ月以上に及ぶ雪国の住民と冬将軍との格闘が始まった。
と書き出しものの数分もたたないのに外は雪が降り猛吹雪の様相に。男心(女心とも)と秋の天気と言うが、ほんの数分間で変わる冬の天気には予断を持たぬ方が宜しかろう。
イスラエルとパレスチナ自治区のハマスとの戦火は4日間の停戦に入り双方の人質が解放されているが、双方とも戦いの終結が無いことを宣言しており泥沼化している。ウクライナとロシアとの戦火は小康状態にあるようだが、世界のメディアがガザの取材に傾注しているためで激しい攻防が続いているよう。
国内では自民党派閥の献金不記載が問題化しているが、この程度の事は政治の世界では氷山の一角であり驚きもしない国民が多かろう。誰のお陰であの高い歳費(収入)を得ているのか。忘れず襟を正しなさいと諫言しても糠に釘であるのか。
個人的には大相撲九州場所が気になり賜杯を手にするのは大関霧島か、はたまた前頭八枚目の熱海富士なのか興味は尽きない。
そして最後の無頼派作家と言われた伊集院静さん(73)の死去である。麻雀好きの直木賞作家阿佐田哲也氏を師と仰ぎ自らも破天荒な人生を歩み、生涯の伴侶とした夏目雅子さんに結婚し僅か1年で先立たれるという失意にあっても一匹狼の生きざまを体現した伊集院さんは筆者にとって憧れの人物だった。妻篠ひろ子さんが「人が好きで自分の生き方を貫き通した人生でした」と言う。合掌。