時の話題 「内閣改造」

 新聞はじめマスコミ各社は、岸田総理が内閣改造を行う決断をしたなどと喧しい。実際13日夕、第2次岸田再改造内閣の面々が公表されるも期待していいのか。懐疑的である。
 内閣改造イコール自民党四役を代えなければならず、国民そっちのけに与党の都合しか考えず実行しようとしている。
 以前から何十遍も小欄などで書き公言しているよう筆者は政治家が嫌いである。嫌悪感を抱いているといっても過言でないほど虫酸が走る。口八丁手八丁なら未だしも口八丁だけの輩に何ができるのか。国民の利益を優先するならいいが、政治家自らの利益を第一義に政治を司る。井戸塀を無くすなどというのは死語になり自己都合の栄達をめざす。保身も絡むので正に政界は魑魅魍魎の世界であるにしても豪胆かつ優秀な政治家が少ない。
 優秀な政治家が少ないという証左は、ノー原稿で語る政治家少なくメモを見て々々喋るなんていうのは政治家にあってはならない事であろう。
 内閣改造候補に12区(北見、稚内など)選出の武部新氏の名前が無い。確か当選4回なので5回当選の閣僚資格には足りないにしても岸田総理がよく言う適材適所の人材配置という意味では人後に落ちないのでないか。
 ちなみに武部代議士は稚内でも見られるようノー原稿で挨拶する頭の良さと度胸がありあとはがむしゃらさが足りないのか。
 岸田総理にとって来秋の自民党総裁選を見据えた内閣改造なのだろうが、岸田後の芽が如実に現出した改造と断ずる。政局は流動化しようとしている。