建設、卸売、サービス悪化 4~6月 政策公庫支店 道北の小企業景況調査
日本政策金融公庫旭川支店は、道北にある小企業の4~6月実績と7~9月見通しの景況調査結果を集計。それによると、巷間ある楽観論と違い依然として厳しい状況にあるとの分析が示された。
上川、留萌、宗谷全域と深川など北空知地域にある45企業(有効回答率63・4%)の調査から分析したもので4~6月の業況判断はDIマイナス2・2と前期1~3月から11・8㌽上昇し、売上DIマイナス4・7(1~3月期対比19・8㌽上昇)、採算DIマイナス25・6(同7・1㌽上昇)、資金繰りDIマイナス9・3(同15・7㌽上昇)と、すべての項目で底を脱しつつあるものの、マイナスDIには変わらず、とりわけ採算性のマイナス幅の大きさには「依然として厳しい状況にある」との判断をしたようだ。
7~9月見通しは▽業況判断マイナス2・2(4~6月対比変わらず)▽売上マイナス7・0(同2・3㌽低下)▽採算マイナス4・8(同20・8㌽上昇)▽資金繰りマイナス7・0(同2・3㌽上昇)と、まだら模様にある。
業種ごとの4~6月 業況判断DIは▽建設業マイナス75・0▽製造業33・3▽運輸業0・0▽卸売業マイナス40・0▽小売業0・0▽飲食業50・0▽サービス業マイナス33・3であった。
経営上の問題点として①求人難26・7%②原材料高24・4%③売上減少20・0%。