時の話題 「老人パワー発揮を」
今ほど働き手がない時代はあるまい。まさに働き手クライシスの時代を迎えた。
少子化により生産年齢人口(18~60歳)の減少は予測でき、人手不足になるのが目に見えていたにしても、今の働き手不足は異常であり、どの業界も悲鳴をあげている。
コロナ禍の行動自粛から一転し人の動きが活発化し禍中抑制した雇用もあって何処も彼処も人が足りず社長さんも従業員と共に働いている姿を拝見する。
小社でも配達員が足りず筆者含め役員・社員が配達業務に就き、ここに来て緑3地区2カ所で今月いっぱいで辞めてしまうという事態になり配達員不足は深刻化している。
求人する事業所側と職を求める人とのミスマッチがあるなどとハローワーク(職業安定所)は説明するが、ミスマッチなんていうのは贅沢というもので、食べていくためには仕事選びなどしていられない。
現状、若い人は親御さんも未だ若く援助を受けられるだろうが、問題は65歳以上の高齢者である。
国民年金に加え厚生年金などあればいいが(それとて現役時代に安月給だと年金額は少ない)、だいたいが10万円台がいいところであろう。
電気は高く、食料品はいつ止まるのかと心配する庶民の声をよそに上がりっ放しの物価高騰は続き二進も三進も行かない閉塞感がある。手を拱いていれば生きるのを諦めなければならない事態も生じよう。高齢者自ら働き収入を得るしかないのである。
実に個人的で恐縮するが、プレスの配達を強く望んでいる。