不戦への誓い新たに　稚内市　戦没者追悼式営む

　１５日、文化センター小ホールで稚内市戦没者追悼式が執り行われ参列者は４８４柱の御霊に敬けんな祈りを捧げ平和と不戦への誓いを新たにした。
　出席した遺族1２人含め関係者１００人余りを前に稚内フラウエンコールが「ふるさと」を合唱し、国歌斉唱のあと、工藤市長が未だ続くロシアによるウクライナ侵攻、地域紛争やテロにさらされている国などがあることに触れ「戦争の悲惨さと平和の尊さを深く心に刻み風化させることなく未来へと語り継ぎ、希望に満ち溢れて健康で心豊かな社会を築いていくことが、今を生きる私たちの重要な使命であり、恒久平和の実現に向け誓いを新たにすると共に市民の皆さんと共に稚内の発展に全力を尽くすことを誓います」などと式辞を述べた。
　正午に合わせて黙祷したあと吉田道議、鈴木茂行市議会議長ら来賓５人が追悼の言葉を述べたあと、北海道詩吟連盟稚内支部による献吟があり、その後、献花台に工藤市長が花輪、遺族ら参列者は一輪菊を捧げ、戦没者の冥福を祈ると共に恒久平和を祈念した。