カフェ4年ぶりに復活 ベース宗谷 コーヒーなど好評

 個人観光客向けの観光情報などを発信する宗谷岬ツアーセンター「BASE SOYA」で今季4年ぶりに開設したカフェコーナーが、利用者から好評を博している。
 年間20万人の観光客が訪れるとされる宗谷岬での滞在時間を延ばすことを狙いに2018年に開設され、2年目の19年に初めてカフェ事業を興し好評だったベース宗谷だが、コロナ禍で20年と21年は休止し、昨年は開設したものの、感染対策でカフェ事業は見合せていた。
 人の動きが活発化しているため今年は来市する観光客が増え、満足度を高めるため稚内観光協会から施設の管理を任されているカメラセンター「dem dem」が今月1日からコーヒーやジュースなどドリンク類を提供している。雨が強く降っていた数日前、札幌からバイクでツーリング旅に来てホットコーヒーを飲んでいた夫婦は「きょうは寒いのでホットコーヒーは体が温まり助かります」と話していた。
 スタッフによると、晴れた日はベース宗谷からサハリンの島影が見え「カフェでドリンクを飲み休憩しながら、ここから眺める景色は最高です」と観光客の声があり評判も良い。
 出村賢志社長は「まだ決まっていませんが市内のホテルとコラボし今後は軽食程度は出していきたい」と話していた。