クワガタを成虫まで育てる 菅野孔雅・楓真君兄弟

 緑4の南小6年生の菅野孔雅君(11)と4年生の楓真君(9)の兄弟が、クワガタを幼虫から成虫になるまで育てた。今は兜沼で採取したものや購入したカブトムシなど含め20匹近くを育て「クワガタは格好いい」と目を輝かせている。
 同居している祖母の由美子さん(71)が知人からクワガタやカブトムシの幼虫と成虫を譲ってもらったのをきっかけに、2人は昆虫好きになった。新聞配達をしている由美子さんを手伝っている2人は、配達中も道端にいる虫を採取するなどし昆虫には目がない。
 今年春から育てていたクワガタの幼虫は数日前に成虫になったばかりで、孔雅君は「大きく育ち嬉しい」、楓真君は「一生懸命育てたい」と夫々と話していた。
 クワガタやカブトムシが入った飼育ケースが家の中に大小6つもあり、孫の代わりにケースを掃除することもあるという由美子さんは「虫を育てることで命がいかに大切なのかを勉強してほしい。本を見たりして色々、調べているので飼育を手伝ってあげたい」と2人の孫を温かく見守っている。