「週末雑感」

　早いもので今年も半年が過ぎた。冬の間は猛吹雪少なく春は順調に雪融けが進み、コロナの5類移行に伴い人流が増し災禍前の状況に戻ったよう早合点するが、実のところ人の動きの活発化に比例し新規感染者は増えている。〝定点観測〟という目くらましにより毎日の感染者が発表されず「コロナが終わった」と安堵している御仁が少なからずいる。３年５カ月目を迎えたことを契機にもう一度ふんどしを締め直さなければなかろう。
　男女関係のもつれからの殺人、今も続く幼児虐待死など暗いニュースが今週も多かったものの、大リーグの大谷翔平の大活躍には胸がすく思いがする。試合の生中継でなくニュースで彼の活躍を知るが、プレイだけでなく所業全般を見ていて思うのは〝野球小僧〟だということで、近所の子どもとソフトボールし少年団で軟式野球を楽しみ高校、そして日ハム時代など屈託なく取り組む姿勢に神髄を見る思いがする。
　ウクライナなど国際的情勢は兎も角、国内はマイナカードで相変わらずの失態が続き、官庁組織だけでなく関与している政治家の無能ぶりをさらけ出している。物価高騰を受け給与も幾分上がっているようだが、好業績の優良企業の話で稚内など地方都市では知れている。
　人口が減り経済の先細りが可視化される中賢い生き方はチラシを見て少しでも安い食料品を買い求めるしかないのか。それじゃレベルが低すぎよう。
　市長と市職員、商工会議所と経済界が一体となった施策講じなければジリ貧化の道まっしぐらとなろう。