時の話題 「石橋渡る気持で」

 コロナ禍で3年間開催すること叶わなかった白夜祭が先週末に開かれ多くの市民で賑わい、JR稚内駅前に用意した600席は常に満ぱい状況であった。同じく週末にT・ジョイ稚内で開かれた白夜映画祭にも映画好きの市民が多く訪れ楽しんでいた。
 このようにイベントが盛況なのは嬉しい出来事ではあるが、全国・全道的、そして宗谷管内で新型コロナ感染症が感染者ゼロと完全終息したわけでないので参加する方々は今しばらくマスク着用など感染予防対策を講じなければならない。
 来月には北門神社例大祭、8月はみなと南極まつりと開催され、秋にも禍中開催されなかったイベントが復活することになる。そのためにも我々市民は自らを、家族を、会社などの同僚を守るため、この3年5カ月で体得した知見などでがっちりガードしなければならない。
 オミクロン株を最後に新たな派生種はここまでないが、ここまで何回と悪さをしてきたウイルスである。これで収束なんて甘い考えは持たない方が宜しかろう。
 先のことを深く考えない行き当たりばったりを完全否定するものではないが、何事も慎重に対処せねばならず痛い目に逢ってきたコロナに関しては石橋を叩いて渡るくらいの用心深さが必要だろう。
 日本人は喉元過ぎれば熱さを忘れる嫌いのある国民性がある。熟考せず、その時々で対応する融通性を「悪い」とは指摘せずとも、データなど情報を軽んじることなく神経質過ぎるほどの臆病さを持って対峙するのが宜しかろう。

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