稚内市特別職 佐伯新教育長が抱負語る 踏襲せずがモットー

教育長という仕事に口を固く結び意気込みのほど語る佐伯氏

 稚内市の新しい教育長に就任した佐伯達也氏(59)は16日、稚内プレスの取材に対し「これまで市職員として仕事をやってこられたのは市長はじめ職員、市民のお陰であり感謝しています。教育長として稚内の教育行政に尽力して行きたい」と抱負を述べた。
 佐伯教育長は稚内生まれで稚高卒業後、北海道大学(文学部)に入学し卒業後、平成元年(1989年)稚内市に奉職。市長公室企画課(当時の係長職は工藤市長)を振り出しに企画畑を中心に従事し、この間、サハリンプロジェクト関連(ワブコ設立)の業務に携わり、平成4年には道庁に派遣された。
 係長拝命は平成17年の福祉、25年には環境エネルギー課長、令和になり2年に教育部長4年に企画総務部長を歴任。表前教育長の任期途中での辞任を受け白羽の矢が立った。
 プロジェクトなど対サハリン、アーケード街再生、送電網整備、学校教育など多岐に亘る業務に就く中、送電網整備の経産省との遣り取りで「稚内なくしてこの事業は成立しない」と同省幹部に言われた事は「忘れられない」と話す。
 教育長として先ずやらなければならないのはコミュニティースクールのスタートで潮見が丘小、南小にはあるが、遅れている小学校もあり、子育て推進協の屋上屋ならぬよう全市的に取り組んで行きたいとし、学力向上策も喫緊の課題として、教科に関係なく文章を読み理解できる読解力を向上させたいと話していた。
 趣味は将棋。藤井聡太七冠の活躍には目を見張る。前例踏襲しないことをモットーにしているという。

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