時の話題 「子は国の宝」
雨も上がり晴れ間が広がった昨日、商工会議所までの道程を歩くと可愛らしい女の子の2組の家族連れに会い微笑んだ。我が家にも孫娘いるが、中学生になり大人びてしまっているので邪気ない純粋な目に接し、つい笑みを浮かべてしまったわけである。
10年、いや20年以上前から指摘されていた少子化問題に政府は「異次元の対策」(岸田総理)として大なたを振うことになり児童手当の拡充など対策を打つことになった。
昨年生まれた赤ちゃんが100万人を大幅に切る80万人にも減少し50年先の人口が1億人を確実に割ろうとしている中、「異次元」と言っても空念仏としか聞こえず、遅すぎる対策の実行は轍鮒の急なしと言えようか。
捻出しようとする財源も社会保険料を増額し賄うなど一旦方針を決めたものの、与党からの反対に遭うと曖昧模糊とした表現にしてしまう。
岸田さんは真摯にやるつもりがあるのかと疑いたくなる。近いうちにと囁かれている衆院解散後の選挙目当てではとの邪推も働く。
公明党とは連立組むも自民党一強体制と言っても過言でない状況にしたのは国民の責任であり、と言えど旧民主党の未熟な政治運営が脳裏から離れられない中、消去法での自民党候補に一票ではレベルが低すぎよう。
子どもはどの国にとっても次代に欠かせない宝である。児童手当拡充だけでなく出産費用の保険適用など〝遅かりし由良之助(大石内蔵助のこと)〟の類であろう。
独りよがりな政治家に我々国民は振り回されている。