鈴木、伊藤正副議長が本社来訪 山積する課題、一枚岩でと抱負
18日午後、市議会の鈴木茂行議長(68)と伊藤正志副議長(48)が就任のあいさつ回りで稚内プレス社を訪れ鈴木議長は「人口が3万人を切ろうとしている中、山積する課題は待ったなしの状況で斬新な抜本策を講じるよう努めたい」、伊藤副議長は「〝強い議会〟になるよう一枚岩になり行政に臨んで行きたい」などと抱負を述べた。
鈴木議長が「選挙なく話し合いで議長になったことは(裏返せば)難題山積し選挙などやっている時間がないということであり、議員の皆さんの意見をしっかり受け止め、市長に対し要望して行きたい」と述べると、伊藤副議長は「何とはあれ(議長選なく)安定した議会運営ができるものとの思いはある。強い議会を目指すのはもとより市の職員さんが頑張ってくれれば」と職員の踏ん張りを促していた。
鈴木議長は診療のため札幌、旭川まで通う市民が少なくないことに「ここ(市立病院)で医療が完遂できるようしなければならない」とし、人口減対策では移住し何年か住んだ人への土地譲渡などに触れ、ふるさと納税に対しても注文をつけていた。
二人とも次期選挙までの議員定数削減は一致しているようで「避けて通れない問題で前向きに考えている」(伊藤副議長)とした。