稚内市上期観光客 前年比80%増の33万9700人と災禍前に戻りつつ
稚内市(観光交流課)は今年度上期=4月~9月=の観光客入り込み状況を集計した。
33万9700人と前年度上期から1・8倍の14万7900人増え、コロナ前の令和元年上期の39万4500人と比較しても5万4800人減に止まり、コロナ前に戻りつつある。
道内客は11万2600人と前年より7・2%の7600人増え、道外客は22万7100人と2・6倍の14万300人も増加した。日帰り客は17万人で2・4倍の10万500人増え、宿泊客は16万9700人と39%の4万7400人増加し、宿泊延べ数は36%の5万8200人増の22万200人だった。
道外客が大幅に増えた要因には、昨年度に1便体制で運航していた夏場の東京便が2便に復活したことに加え、コロナ感染防止対策での行動制限がなかったことで団体旅行や個人旅行者が増えたことが考えられるとした。
下期については令和2、3年度のコロナ禍においては大幅な減少とはならなかったことから、宿泊費の助成とわっかない応援クーポンの配布を組み合わせた秋冬キャンペーンを活用した誘致策、人気キャラクター「すみっこぐらし」との〝すみっこまちコラボ〟に選ばれたことを活用したプロモーションで稚内の魅力をアピールし誘客に繋げたいとしている。