年末帰省など本格化 交通機関は海・陸・空とも大混雑
年末年始を故郷で過ごす帰省客らの移動が28、29日の両日、本格化し、稚内空港では帰省客を出迎える人たちが集まり、再会を喜ぶ声が響いていた。
新型コロナウイルスの感染者が全国的に増加傾向にある中、3年ぶりに迎える行動制限のない年末年始となっているが、稚内空港ターミナルの到着口にはお土産や旅行バッグを手にした帰省客らが出迎えに来た家族から「お帰りなさい」と久しぶりの再会を喜ぶ姿が見られた。
全日空(ANA)によると、28日は下り便の千歳便は2便合わせて40人と少なかったが、東京便は94人の乗客があり、29日の東京便は157人でほぼ満席となった。30日以降も8~9割の予約で満席に近く混雑している。
ハートランドフェリーの28日と29日の早朝の便で礼文、利尻に向かった人は170人余り。札幌からの都市間バスは29日、30日の午後の便は2台増車し3台で運行している。
大雪の影響で運休が続き28日から平常運行に戻ったJRは、30日の札幌からの特急が混雑している。
戻りのピークは3日以降になるという。