週末雑感

 三水会の忘年会に参会し家路につくタクシーで運転手さんに聞くと、今年は小さな集団での飲み会が多いという。ここに来て稚内でもコロナが猛威をふるい自粛する人が増えていることの証左なのであろう。
 過去を振り返っても詮ないのだが、コロナ禍中この3年間近くは何だったのだろうか。マスクをし外食・外飲みを控え家に引きこもりイベントを中止するなどして感染者は減ったのか。答えはノンである。
 ということは人流抑制は対策として間違っていたのだが、声を大に指摘する専門家も少なく飛沫感染を防ぐことが予防の主眼だろうとの考えにさほどの変化はない。
 一等最初の大型クルーズ船内での集団感染が物語るようコロナウイルス感染は、人と人とが相対す飛沫によるものでなくエアロゾルによる空気感染とみられ、いち早く察知したメーカーの「エアードック」なる空気清浄機が爆発的に売れているのが証明している。
 欧米では今、マスクをする市民は少ないが感染者が増えることはない。欧米人は元々、マスクをする習慣がないとはいえマスク着用に固執する日本での感染は減らない。
 日本人は「赤信号、皆んなで渡れば恐くない」式の変な同調というのか集団心理が強く働く国民性がある。他人と違うよりも同じようにする方が行儀の良い生き方だとする風潮がある。
 人間、顔形が違うように考える事も千差万別で一様でない。ところが集団になる枠にはめ異端への寛容性が小さい。地方ほどこの傾向は強いようである。

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