時の話題 「一時なら未だしも」
過日の荒天から間もないのに強風が吹く悪天候が続いている。
南米大陸ペルー沖の海水温が平常より低いラニーニャ現象2年目の今冬は12月は未だしも年明けて1、2月は気温低く雪も多い御託宣のようだが、しょっちゅう風が強い稚内にあっては雪に強い風が付くとブリザード、そしてホワイトアウト状態になる。
昨冬も暴風雪に遭った日があり創刊以来初めて全面休刊に追い込まれたが、今回も匹敵するような大荒れの天候になるようなので心配している。
コロナとの格闘あるも最北の稚内での雪との格闘もかなりなもので、前の車のテールランプを頼りに運転することもあり正に命懸けである。
暖気が入り込んでいることから降る雪が重く除雪作業も大変であろう。お年寄りや障がいや病気持ちの人がいる家庭への援助は勿論必要で、市、消防署など関係機関の機動的な動きが求められよう。
白魔との格闘を終える春に向かって2カ月以上にもなる苦役の長丁場は身体も心も鞭打つものだけに、春の喜びは大きい。
冬が明けると春になるのだが、コロナ禍に終息はあるのか。収束に向かっていると思いきや今年になって6、7、8波と襲いかかってきており、いわゆる〝コロナ疲れ〟が懸念される。雪かき疲れは一時のことだが、正体現わさぬコロナウイルスは3年近く続いているように一時と言うことにはならないよう。
経済のためウイズコロナに舵切った政府だが医療や自治体現場は休みなく仕事しており思い詰めず対処してもらうこと願っている。