天北堆

 人というのはつれないものだ。ちょっとした諍いでそれまで良好だと思っていた関係が壊れてしまう。信じていた己のせいなのか、はたまた相手が正体を現したということなのか◆しかし人間には言っていいことと悪いことがあり理不尽な所業に敢然に挑んで行かねばと思うも、その程度の人間に歯向かっても己れ自身の価値が下がるだけだ◆余りにも抽象的過ぎて読者の方は何のことやらと思うだろうが、相手はピンとくる筈だ◆〝深窓の爺〟と化した堆子だが、以前はそこのラーメンを食べていたものだ。

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