サケの死骸を撤去 許可受けチララウスナイ川で
港~末広地区などを流れるチララウスナイ川で10日、遡上し息絶えたサケの死骸の撤去作業が行われた。
遡上する途中で息絶えた死骸の悪臭を防ぐため8月下旬、河口から100㍍ほどの上流に稚内市が遡上防止柵を設置したが、局地的に激しい雨が降った9月中旬、川の氾濫を防ぐため一時的に柵を取り外し、天候が回復するのを待ち再び柵を設置するまでの数日の間に200匹余りのサケが遡上した。
河川に遡上したサケは水産資源保護法により捕獲が禁止されているため、遡上してから1カ月以上が経ち息絶えたサケだけ道(水産局)から許可を受けた川を管理する稚内市(土木課)から業務を請け負った土木業者が10日、死骸が多く確認されていた港5の国道40号下の橋梁付近の川底で10分程度の作業を行い100匹近いサケを回収した。
作業を見守っていた住民は「1カ月前、沢山のサケが川を泳いでいたのを見て、このあとはどうなるんだと思ってました」と話していた。