天体ショーに歓声上がる 皆既月食 科学館で観望会開く

6時50分頃の部分月食の様子

望遠鏡で皆既月食を撮影する子供ら

 月が地球の影に隠れる皆既月食が8日夜、全国各地で見られ、稚内では青少年科学館などで観望会が開かれ、集まった家族連れは天体ショーを楽しんだ。
 昨年5月以来、1年半ぶりとなる皆既月食と、442年ぶりに天王星が月の裏に隠れる惑星食も見られることから注目されていた。
 科学館で午後6時から開かれた観望会には市民56人が参加。午後6時9分頃から月が徐々に欠ける部分月食を眺め、午後7時過ぎには完全に地球の影に隠れ赤銅色に染まった月を天体望遠鏡などで見た人達から歓声が上がっていた。
 この日は曇り予報で月が見えなくなる時間があったものの、ボランティアで参加した稚内天文同好会員が夜空の星座を説明し、参加者は天体への知識を深めていた。
 参加した小学生の男の子は「月が欠けたり赤く染ったりするのを見ることができ楽しかった」と話していた。

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