南君と北島さん準優勝 湧別での柔道大会 300人以上出場したなか

 今月上旬、湧別町で開かれた全道規模の柔道大会「上野カップ2022」男女個人戦で南瑠一君(南小6年)と、北島栞さん(同)が共に準優勝した。稚内柔道スポーツ少年団に所属する2人は「全力を出し切っての結果なので嬉しい」と喜んでいた。
 オリンピック女子柔道で二連覇を果たした上野雅恵さんと、オリンピック銅メダリストで妹の上野順恵さんが湧別町にゆかりがあることが縁で、平成28年から始まった大会には今年、札幌、釧路、帯広など全道各地から300人以上の小中生が出場した。
 27人が参加した小学6年生男子の部で南君は1、2回戦、準決勝を1本勝ちして決勝に進み、広尾町の選手に投げ技と押さえ込み合わせ技で1本負けを喫したが「決勝で負けてしまいましたが、全力を出し悔いなく終われました。今回の大会で勝った人、負けた人に限らず次に対戦する時はもっと強くなっていると思うので、それ以上に自分も練習して強くなっていきたい」と更なる上を目指していた。
 11人が参加した女子の部で北島さんは2回戦を1本勝ちして決勝に進出し、当麻町の選手に1本負けしたが「2回戦で1本勝ちして決勝へ進み準優勝は嬉しかったです。もっと練習して寝技がうまくなりたいです」と話していた。
 幼稚園児の頃から2人を指導している稚内柔道スポーツ少年団の三上雅人代表は「コロナ禍で大会が少なかったなかで、気持ちを折らさずに練習を一生懸命に取り組んだ成果が結果になりました」と2人を褒め称えていた。

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