全線開通を願って 士別・稚内間高規格幹線道完成願い中川町でフォーラム
士別市~稚内間の高規格幹線道路の早期完成を願う「北・北海道高速フォーラム」が13日夕方、中川町で開かれ、関係者が一日も早い全線開通の思いを一つにした。
北海道縦貫自動車道士別市~稚内市間は名寄美深道路(名寄IC~美深IC)22・8㌔豊富バイパス16㌔、更喜苫内防雪18・7㌔などが開通している。
フォーラムに出席した300人余りを前に国道40号名寄稚内間整備促進帰成会会長として壇上に立った工藤市長は、国道40号の名寄~稚内間に関し、天塩防災事業(延長13㌔・来年度に部分開通)、音威子府バイパス(延長19㌔・令和7年度部分開通予定)の一日も早い完成を関係方面に要望していることなどに触れた上で「集まった皆さんとともに、地域の声を訴え続けてきた一つの成果でありますが、道路は全て繋がってこそ真の効果を発揮する。残る未着工区間含め全線で高規格化することが求められ、実現のため皆さんとともに取り組みを進めていきたい」などと挨拶した。
丸谷智保セコマ代表取締役会長の基調講演小林治雄JAはるか農協代表理事組合長が地域としての提言をしたあと、未来のくらしと宗谷路(ネットワーク)を考える会の久手剛会長(北海自工社長)が「全国に出荷されている豊富牛乳や道産の野菜、果物は全線開通すると大幅に配送時間が短縮される。士別稚内間の高規格道路全線開通の地域としての熱意が高まっていること感じています」などと述べた。