山建の社長に大森氏就任 きのう来社し就任の抱負述べる
7日午後、山本建設の新旧社長が稚内プレス社を訪れ、道北土建社長から転じた大森薫社長(75)は「建設業界の老舗山本建設に光が当たるよう持って行きたい。今は除雪など道路維持系統がベースになっているが、この先、厳しいとされる業界で生き残れるよう精進していきたい」などと抱負を語った。
大森氏は猿払村出身で昭和57年、重機運送の「ミナト」を創業。その後、社長亡きあとの道北土建の経営を託され今月3日に山本建設の役員会で新社長に就任した。
ミナト創業前には稚内水産輸送(現チスイ)に勤め、当時の石黒一男社長から業界のイロハを学ぶとともに薫陶を受けた。
モットーは「やるかやらないか」。日本の企業戦士の猛烈ぶりを垣間見せる。
昭和39年に入社し平成16年に社長に就任し一時経営危機にあった山本建設を立て直した菊池工前社長(77)は取締役会長に就任し大森社長を支えていく。