ポリオ撲滅の自転車旅 三鷹RC宮崎さん 佐多岬めざし宗谷岬出発
「ロータリーと共にポリオ(小児まひ)を無くそう」を合言葉に自転車で日本本土最南端の鹿児島県佐多岬を目指す東京三鷹RC会員の宮崎陽市郎さん(62)が1日朝、20㍍以上の強風が吹く宗谷岬から「ポリオ根絶を目指し、強風にも負けず安全第一にゴールしたい」などと宣言し出発した。
1985年からポリオ撲滅運動を展開している国際ロータリー第2500地区第一分区の事業エンド・ポリオ・サイクリング・チャレンジ2750として今月24日の「世界ポリオデー」に到着できるよう2750㌔先の佐多岬を目指し、途中ポリオ撲滅に向け様々な活動をしながら自転車で走る。
スタート前の出発式で、稚内ロータリークラブの野原善紀会長から「ポリオ撲滅活動のためトレーニングを重ねてきた宮崎さんの行動力は同じロータリアンとして誇りに思います。長い道のりですが無事にゴールすることを願っています」などと激励され、応援に集まった稚内RCと南RC会員20人余りの声援を受け宮崎さんは午前8時過ぎ、最北端の地の碑の前を出発した。
出発前、本紙の取材に宮崎さんは「世界を変える行動人の一人として、ロータリーのポリオ撲滅への取り組みを自転車で日本縦断しながら訴えていきたい」と話していた。