稚内出身伊藤君、花園へ 高校ラグビー 全道制覇した立命館慶祥高一員

 今月24日に旭川で行われた全国高校ラグビー南北北海道大会の決勝で初優勝し全国大会の花園への出場を決めた立命館慶祥(江別)に所属する稚内出身の3年生伊藤滉明選手(17)は「ケガで苦労しましたが北海道代表として頑張りたい」など全国への意気込みを語った。
 立命館慶祥は初戦の函館工業戦で154対0、準決勝で函館ラ・サールに41対21で勝ち11年ぶり3度目の挑戦となった決勝は、4連覇中の強豪校・札幌山の手と対戦し18対7で勝利した。創部27年目で初優勝し全国51地区で花園(大阪府)一番乗りを決めた。
 南小、南中を卒業した伊藤選手は小学1年生~中学3年生までの9年間、野球をやっていた。進学した立命館慶祥でラグビーを始め、右肩の脱臼骨折と左手脛の疲労骨折が完治しないままで出場した今大会で、相手フォワードと直接組み合うプロップというスクラムの中心的な役割を担った伊藤君は、3試合を戦い抜き「全国は最後の大会なので楽しんでやってきたい」と語っていた。
 24日の決勝戦を観戦した父親の正志さん(47)は「高校からラグビーを始めて北海道で有名な強豪校山の手高校に勝っての花園出場は凄い快挙だと思います。接戦だった試合を見て感動しました」とチームの一員として息子が全国大会に行くことを喜んでいた。

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