英語教え生徒と交流 韓国人留学生のソンさんが稚高で授業
北大工学部4年生の韓国人女性・ソンヒョジョンさん(23)が7日から稚高を訪れ、英語の授業などを担当し生徒たちと交流を深めている。
道教委が平成30年から実施している道内大学で学ぶ留学生と道立高校生との交流事業「Hokkaido Study Abroad Program(疑似留学体験)」として来市したソンさんは9日まで稚高普通科1年生~2年生までの英語の授業を受け持つなどして交流することになっている。
8日の英語授業で2年生を担当したソンさんは、韓国で流行していることや向こうの給食、大学で研究していることなどを日本語と英語を交えながら教えていた。
生徒からの日本と韓国との違いは―との質問に「日本はお小遣いを現金でもらいますが、韓国ではカードを渡されている」と答えていた。
ソン先生による授業を終え、女子生徒は「日本と韓国との文化の違いを分かりやすく教えてもらい為になりました」と話していた。
日本に来て5年目になるというソンさんは「生徒さんが真剣に話しを聞いてくれ嬉しかったです。きょう夕方には交流会があり、皆さんと仲を深めたい」と本紙の取材に答えていた。