稚高2年河野さん競歩で全道大会出場
士別で行われた第38回高校新人陸上競技大会名寄支部予選会の女子5000㍍競歩に出場した稚高2年生の河野円香さん(17)が、大会新記録で優勝し9月に厚別である全道大会への出場を決めた。
1年生から茶道部に所属しているが、早く歩くことの競歩の魅力に惹かれ今年3月に陸上部も兼部という形で入部。名寄支部内では競技をする人が極めて少ないが、1週間前に士別で行われた新人大会では河野さんだけの出場だったものの、2013年大会で優勝した人の記録を1分以上更新する30分44秒71で9年ぶりに記録更新した。
5月にあった全道大会では思うよにタイムが伸びず「20人ほど出場していて緊張したことで自分のペースで進めなかった」と振り返った河野さんだが、9月の全道大会に向け「緊張せずに自分の力を出し切って、良いタイムでゴールできるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
顧問の和田翔太先生は「競歩という競技は基礎をしっかりしていないとレース途中、失格になることが多い競技ですが、河野さんは最初から基礎がしっかりしている。全道に向けては体力をしっかり付ければ、良い結果が出ると思うので頑張ってほしい」とエールを送っていた。