聴衆300人を魅了 下村さん芸道65周年琴コンサート
下村道子さんの芸道65周年記念ポピュラー琴コンサートが28日、文化センターで開かれ、琴の調べは聴衆300人を魅了した。
コロナ禍で2年間中止され、3年ぶりのコンサートには、琴エスワールドミュージックスクールの下村道子理事長をはじめ、稚内や札幌などのスクール生25人が出演した。
第一部のオリジナル曲「さくら幻想曲」を始まりに、第2部では下村理事長が考案したドレミニ琴によるアンサンブルで「さくら貝の歌」、第3部では娘の岩野典子さん、孫の岩野未弓さんとの親子ユニット演奏、第4部はスクールプログループ「アルメリア」による演奏があり、稚内フラシスターズらとのコラボ曲も演奏された。
下村理事長は曲間に「稚内は30年前から通っており、応援してくれた方にお礼を申し上げたい。これからも次の周年に向けて頑張りたい」と感謝の気持ちを伝えていた。
ドレミニ琴など寄贈
琴エスワールドミュージックスクールの下村道子理事長らが29日工藤市長を訪問し、ドレミニ琴などの物品と現金30万円を寄贈した。
今年で芸道65周年を迎えた下村理事長は30年間、月一回の琴の指導で稚内市に休むことなく通い続けられたのは市民のお陰であるとし、琴を身近なものにと発案した通常の琴の半分の大きさであるドレミニ琴10面、立譜台と譜面台ともに10台、琴の爪10組の総額120万円の物品と現金30万円を寄贈した。
工藤市長は「グループ名をアルメリアにして頂くなど稚内を愛する気持ちを感じます。活動に応える取り組みに協力して行きたい」などと感謝していた。