収束の兆し全くなく　保健所集計　10万人当り感染者過去最多

　稚内保健所は22日現在の管内の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。感染者は減少せず、引き続き感染対策の徹底を求めている。
　16〜27日までの感染者は４２７人おり、22日現在、自宅療養者５５６人、宿泊療養4人入院している人は21人いる。
　10万人当たりの新規感染者数は直近（13〜19日）７５９・6人と過去最多を更新しており、感染経路不明者は１６４人と４割近く占めている。
　7月下旬以降、夏休みによる帰省などで人との接触機会が増え、家庭内などでも感染が爆発的に増加しており、医療従事者や基礎疾患を持つ高齢者などにも感染が広がり医療機関や福祉施設への影響が憂慮される。
　2学期が始まった学校でワクチン接種の割合が低い児童生徒への感染拡大も懸念される。
　これらを踏まえ、保健所では感染対策を緩める事なく徹底し、不安な場合は道のＰＣＲ無料検査を積極的に受けるよう呼び掛けている。