枕崎から中高生来市 白い道など回り市長表敬 稚内との友好都市交流
稚内市との友好都市青少年交流事業として5日午後、稚内入りした鹿児島県枕崎市の中高生14人が宗谷岬など景勝地巡りし工藤市長を表敬訪問した。
両市は最北端と最南端の駅舎がある縁で平成24年、友好都市を締結し今年で10周年を迎えた。今年は3年ぶりに青少年交流事業が再開され、5日午後の東京直行便で来市した一行は、宗谷岬の最北端の地の碑や流氷館、宗谷丘陵の白い道などを3時間かけ見学した。
市役所を訪れた枕崎市の高校生5人と中学生9人の14人を前に、工藤市長は「稚内市と枕崎市は3000㌔離れていますが、稚内の子供たちとも交流して頂き、今後もお互いの街で仲良く支え合いながら発展していくことを願っています」などと挨拶した。
前回3年前は中学生3年生で来市し今回は団長として再び稚内を訪れた枕崎高校3年生の草野優人君(17)は「枕崎と比べ涼しく過ごしやすくて稚内は自然に囲まれた良い街だなと思いました。今後も交流事業が続いていくと思うので今回の体験を後輩たちに伝えていきたい。カーリング体験を楽しみにしています」と話していた。
6日午前中は稚内公園での樺太犬供養祭に出席し、午後から声問でコンブ干しの加工体験をした。7日は稚内大谷高の生徒たちと交流を深める。8日は副港市場やキタカラで買い物し午後の東京便で帰途に就く。