4度目の日本一周旅 網走の男性 カート引き徒歩で
徒歩でキャンプ用のカートを引きながら日本一周4回目の旅に挑戦している網走市出身の男性・ラオウさん(48)が稚内入りした。
トヨタ自動車を退職し2019年から知らない土地を自分の目で見てみたいと、カートを引きながら放浪旅を続けているラオウさんは、今年5月に茨城県から4回目の旅をスタート。太平洋側を北上し八戸~苫小牧間のフェリーで今月上旬に北海道入りした。
60㌔ほどの荷物を積みカートを引きながら一日歩くペースは40㌔前後。道内に入ってから実家の網走に立ち寄り、紋別、興部、猿払などオホーツク海側を通り、22日稚内に到着した。
過去にはアメリカでの放浪旅や四国88カ所のお遍路巡拝の経験があるラオウさんは、旅で出会う人々の人情を頼りに、旅の資金を一銭も持たない事をスタイルに日本一周旅を4年間続けてきた。2、3日は食事にありつけない時もあったが「この3年間は病気やケガをすることもなかった。ご飯に困っていた時は声をかけてくれる人がいて助けてくれた」と旅を振り返った。
27日には旅を再開させる。今の旅にゴールは無いが、コロナの感染拡大が落ち着いたらタイなど東南アジアで放浪旅をやってみたいというラオウさんは「将来は特に決めていませんが、この旅の経験を本にし出版してみたい」と話していた。