時の話題 「定数削減の英断を」

 一昨日、プレス川柳に載った「ペット医ゼロ足りているのは議員だけ」(下流人さん作)は痛快であった。と市民が思う一方、議員の皆さんは鼻白むというのか悔しい思いをしたことだろう。
 しかし現状をみるとこの川柳の皮肉も歯牙にもかけない無頓着な御仁もいるだろう。選良への道は夢のようである。
 しつこいが、議員諸君は議員定数の削減をどう考えているのか。一度否決したので定数を減らさなくともいいと浅慮しているのか。改めて問い質してみたい。
 市政は市長を中心にした理事者側から上程された案件を議会で議論を闘わせ最終的に多数決で決めるという二元代表制によって運営される。しかし現実はというと市から提案された予算案など案件はほぼ100%可決され精々、日本共産党の2人が反対するのが通り相場でシナリオ化している。
 ところが議員削減に関しては何故か共産党の2人は反対する。是々非々というより国政レベルの与党案にはことごとく反対する同党のありように考えを巡らす時、筆者には理解できない。
 定数を減らすと市民の声を市政に反映できないという考えは判るが、ほとんど一般市民が切望する削減案に反対するのは市民の声を無視した行動といえ、巷間囁かれる「削減すれば2議席確保も難しくなる」との声もまんざら絵空事ではないと考えているからか。
 議員はとかく快く思われることなくバッシングも受ける。地方議会にとって定数問題は重大事であり皆さんの英断を期待している。

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