間宮堂、28日から営業 フェリー子会社ケイプが運営担う
昨年11月に閉店した宗谷岬にある間宮堂がハートランドフェリーの子会社ケイプの運営で28日に再開する。
間宮堂は昨年11月、経営者のマルサン三浦商事がコロナ禍により破産し、その後は事業譲渡など存続の道を模索してきた。競売を行った結果、フェリー社が今年5月16日に不動産売買契約を締結し、利尻富士町で海鮮料理など提供している「利尻亀一」を運営するフェリー社の子会社ケイプが運営することになった。
ハートランドフェリー稚内支店長代理の斉藤大成氏がケイプ取締役統括部長兼間宮堂店長になり今後の運営を担う。
フェリーの蔦井孝典社長は「全国にファンを持ち長年愛されてきた名店です。その店がシャッターを閉めたままでは宗谷岬を訪れる観光客の皆さんの期待を損ねることになり、観光地としてのイメージダウンにもつながってしまう。コロナ禍によって疲弊した観光業に対し少しでもお役に立ちたい」などと文書で思いを伝えている。
運営に携わる斉藤店長は「今までのファンの方々の期待に応えるべく美味しいラーメンを作りたい」と話していた。
今季はケイプのスタッフ4人でホタテラーメン、ホタテカレーの2品を提供し10月末まで営業する。
28日午前10時半にオープンする。