大迫力映像に歓声 故西野さん寄付で科学館にデジタル映像システム導入

 1日、青少年科学館に導入されたプラネタリウムのデジタル映像システム導入除幕式と試写会が行われた。
 昭和24〜40年まで、稚高の物理教諭として教鞭を執った故西野信さんから「青少年の科学や宇宙に対する興味を醸成する事業に役立てて欲しい」と稚内市に1000万円の寄付があり、親子で楽しみながら科学に親しんでもらえる映像システムが導入された。
 除幕式では、参加者30人を前に、工藤市長は「遠い福島で最期を迎えた先生の思いを次世代に届けたい。プラネタリウム上映を通し温かい気持ちに触れて頂きたい」と挨拶。続いて教え子を代表し高井德廣さんが「市民らに活用され、街の発展に寄与される事を祈念しています」と卒業生有志一同を代表し祝辞を述べた。
 この後、プラネタリウム前に掲示されたプレートが除幕され、「ハナビリウム」の試写会では、プラネタリウム全面に映し出された大迫力の花火の映像に白樺保育所園児が歓声を上げていた。
 年長児の館農悠ちゃんは「花火がとても綺麗で楽しかった」と満足していた。
 一般上映は2日から始まった。

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