国立公園の魅力発信 環境省自然保護事務所 公園たよりを毎月発行
環境省稚内自然保護官事務所は国立公園に育つ草花などを紹介した「利尻礼文サロベツ国立公園たより~その自然には、物語がある」を毎月発行しており、6月を担当した稚高出身の福井翔太アクティブ・レンジャー(23)は「稚内から近くて身近な所に貴重な草花がいっぱいある。多くの人に見て知ってほしい」とPRしている。
1974年に国内34カ所目、道内6カ所目の国立公園に指定された公園内で咲く花、環境を守るレンジャーの活動を広く知ってもらおうと、昨年から季節の見所をテーマに発行しており、稚内はじめ利尻、礼文などの観光施設に掲示している。
6月は「私たちの推し花」をテーマに、礼文島に自生するレブンアツモリソウ、サロベツ原野に咲くエゾカンゾウなどを写真付きで特徴など伝えている。
福井さんは「高地でしか咲かない花が稚内では見ることができ、花のじゅうたんのように咲くエゾカンゾウは朝に開花しその日に散る一日花ということを知らない人もいる。花にも色々なストーリーがあり公園たよりを通じ魅力を伝えていきたい」と話していた。
公園たよりの企画・立案し監督する立場にある中井基嗣利用企画官(44)は「稚内など地元の人や旅行者に魅力を発信していきたい」と話していた。