収束感の中ゆったりと 和服でおもてなし実行委が旧瀬戸邸で水無月の茶会催す
稚内和服でおもてなし実行委員会による水無月のお茶会が12日、旧瀬戸邸であり、参加した市民らが庭園に咲くツツジなどの花を見ながら茶を楽しみ日本文化に触れた。
旧瀬戸邸の歴史を学び日本の年中行事を楽しむ機会にと開いたもので、コロナ感染防止のため密にならないよう午前と午後の2部に分け11人が参加した。
着物を着て参加した市民らは代表の竹内ひとみさんから一年の折り返し月の6月は邪気払いの意味があり、京都の「水無月」という和菓子を食べる風習や今月30日は北門神社で半年間の汚れを払う神事「夏越の大祓」が行われることなどを教わったあと、茶室で宗偏流正伝庵の長谷川宗敏先生らが点てたお茶を飲むなどし日本文化に触れた。
鬼志別から母親と参加した拓心中3年生の油井乙葉さん(14)は「小さい頃からお茶を習っていますが、本格的な茶室で飲ませて頂き貴重な経験をさせてもらいました」と感想を述べていた。
昨年9月以来の茶会に竹内さんは「日本には季節を通じ様々な行事があります。次は七夕に因んだお茶会を企画したい」と話していた。