王鵬ら出席し開催 3日大鵬関上陸記念碑の除幕式と祝賀会
樺太出身の昭和の大横綱・大鵬幸喜さんが戦後、引き揚げ船で稚内に上陸したことを記念し建立された碑の除幕式が、6月3日午後4時半から北防波堤ドーム公園内にある記念碑前で行われる。
当初は記念碑が建てられた一昨年5月下旬に予定していたが、コロナ禍でこの2年間は延期されていた。当日は大鵬の孫で前頭14枚目の王鵬関はじめ所属する大嶽部屋の親方はじめ、同じ部屋の2人の兄弟力士とプロレスラーとして活躍する長男の納谷幸男さんら関係者10人が東京から来市し出席する。
除幕式後の午後6時からサフィールホテル稚内で関係者50人余りが出席し建立を祝う会も開かれる。
除幕式を主催する大鵬上陸の地・建立期成会の仲村房次郎会長(84)は自宅がある横浜から今月15日に稚内入りし今は声問の別荘に滞在している。今回の除幕式に「コロナで延期していたが漸く開催できるのが嬉しい。生前、大鵬関から『稚内で降りたので助かり、ここが私の原点の地』と言われたことが今でも記憶として印象に残っている。大鵬関と稚内に縁があること記念碑を通し多くの人に知ってもらいたい」と話していた。