恵山泊漁港で春漁向け船下ろし 15日からナマコ漁
春ナマコ漁に向け、市内の漁港で小型漁船の船下ろし作業が行われている。
一時、宗谷岬周辺に近づいてきた流氷は、稚内沖に流入してくる可能性は低いとして恵山泊漁港、北船溜りで3日から船下ろし作業を始めた。
恵山泊漁港では朝早くから冬ごもりしていた小型漁船10隻余りが大型クレーン車で吊り上げられ、港内に下ろされたあと漁船の船主や乗組員が漁具や計器など入念に点検していた。
昨年はナマコ、タコ漁とも先ず先ずの水揚げで浜値も高かったこともあり、今月15日から始まるナマコ漁を前に船下ろしを終えた漁師は「昨年はナマコの価格が回復した。今年はそれ以上の豊漁を願っている」と期待を寄せていた。