飲食店など客足に不安 まん延防止措置での影響懸念

 新型コロナ対策のまん延防止等重点措置の適用対象に、来週にも北海道が加わることになった。全国的に感染者が減った昨年10月以降、市内の飲食店や土産店などに客足が戻りつつあっただけに、関係者には再び落胆と不安が広がっている。
 大黒のオレンジ通りでは店のネオンが灯された21日午後5時以降店にアルバイトに向う人、その後はグループなどで夕食に向かう人の姿があった。居酒屋でアルバイトをしているという20代男性は「まん延防止で時短営業になると収入が減ってしまい、生活に困ってしまう」と溜息を漏らし、夕食で店に向かっていた3人グループの女性は「来週からはお酒や営業時間が制限され、稚内でも感染者が増えているので感染防止のため外食には出ないと思う」と話した。
 営業準備をしていた40代店主は「年末は忘年会などで客足が増えただけに、時短営業になると売上に影響が出てくる」と肩を落としていた。
 客を飲食店に送迎していた60代のタクシー運転手は「昨年12月は忘年会などで客足が戻り、タクシーの手配が追いつかないほど忙しい日があった。時短営業となると客足は遠のき、夜の売り上げは期待できない」と嘆いていた。
 明田鮮魚副港市場店は北海道、宗谷管内での感染者が急拡大していることを受け、毎週日曜日に行っているセリを一時休止した。明田常臣会長は「セリは密になりかねなく感染防止のため中止はやむ得ない。再びの感染拡大で人の出入りは少なくなることが予想され、今後はツアーのキャンセルなど影響が出てくると思う」と先行きを心配していた。

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