時の話題 「さて来年の展望は」

 今年も残り今日入れ5日。コロナに振り回された一年とはいえ個人・法人とも他に色々な事があっただろう。人間の煩悩であれば成り行きに委ねていけばいいが、当面の生活費や健康に関しては待ったなしである。
 それでもどうにかこうにか年末を迎えられ百八つの煩悩を打ち消すための除夜の鐘を聞けることに感謝せねばなるまい。
 新年号の工藤市長、吉田道議、中田会頭、増田信金理事長へのインタビューを終えての感想は、一般市民とのギャップである。4氏とも稚内全般の経済など全体的状況はよく把握し分析もしているのだが、話を聞いていてつらつら感じたのは生活する環境が違うので一般市民、とりわけ困窮世帯への考えが希薄なのではということである。
 唯一、市長は来年以降の低所得者対策を強化して行きたいとしたが、他の3氏は大所高所での物言いで占められ枝葉を見ていないよう個人的には思った。稚内全体を俯瞰する立場なのだから致し方ないにしても物足りなさ感じたのに嘘はない。
 こんな事を書いたら来年以降のインタビューを断られそうだが、そこは皆さん大人なので杞憂に過ぎないのは確かなこととはいえ書かせてもらった。
 発言内容を要約すると増田理事長は「失敗を怖れることなく不作為こと戒めよ」、中田会頭は「国に対し国境地域での定住促進策を大胆に」、吉田道議は「活性化企図した積極的トライ」など。市長は「挑戦する気構え忘れずに」と自らと市民を鼓舞していた。
 詳しくは新年号を御覧ください。

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