時の話題 「どんぱち寸前に」

 この数日、降り続けた雪も収まり、昨日は冬晴れだった。雨は降っても流れるも雪は溜って行く。1週間前には無かった雪は瞬く間に積もり除雪車が出動する始末に。これだから冬は油断できない。
 油断できないといえば稚内北星大学に本紙正月号の広告掲載を断られた。大学を取材先にする記者から昨21日教えられ、瞬間湯沸し器の性分そのまま烈火の如く怒った。
 その遠因は今年3月まで遡る。読者コーナーで北星大学の経営を引き継いだ京都育英館を貶めるような投稿があり、それに対し当時の斉藤学長と布施事務局長が稚内プレス社を訪れ抗議してきたことから筆者が善処する旨話し、その後、「時の話題」で経緯を書くも善処になっていないとして態度を硬化したためだが、近くでは小社の記者が大学を訪れずHPで見た事など記事にしている姿勢に憤慨したようで、布施事務局長には電話で「北星(短大、四大)大学ができ30数年、プレスとの関係は極めて穏便かつ円滑だったので「今後も宜しく頼みますよ」と収拾に向け動き出したところだ。
 このため正月号には北星大学の広告は載らないこと、再び申し添える。
 少子化によって国内の大学の入学生は頭打ちなら未だしも著減している。その中で稚内という辺地にある大学の経営は厳しいものがある。それでも北星大学は松尾理事長を筆頭に教授・職員が難局を乗り切ろうとしている事に市民も応えていかなければならない。
 交錯する感情はあろうが、最北の大学として物心両面からの支援は欠かせない。

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