今年中に全員内定か 市内2校 稚内職安管内高校生の就職 10月末内定率71.2%
稚内職安によると新規高校卒業者の就職内定は順調に推移しており、10月末で71・2%(昨年10月末64・3%)に達した。
同所管内にある7高校の卒業予定者413人の17・7%に当たる73人が就職を希望しており10月末現在、249人(同222人)の求人あり、厳しい雇用状況の中、今〝金の卵〟と化した新規高卒者の獲得は民間会社にとって命運を握る状況にある。
このような売り手市場といってよい状況下、稚内信金など金融機関はじめ農・漁協等、いわゆる固い所の就職が早々内定していることから同所管内44人(同46)、管外8人(同8)の52人(同54)の内定が決まった。
昨年はコロナ禍中、高校生の就職戦線解禁が通常9月16日から1カ月遅れになったこともあり昨年10月末内定率64・3%を6・9㌽上回る状況に、同職安の小原忠相統括職業指導官は「上々のスタートを切れました。稚高、大谷高の稚内市内2校は今年中にはほぼ全員の内定が決まるのでは」と就職戦線の先行きの明るさを強調していた。