稚内産果物広めたい 春名さんがハスカップなど栽培
市内在住の春名勉さん(68)は、市街地や増幌、勇知地区の3カ所でブルーベリーとハスカップを栽培している。春名さんは「こだわりの稚内産の果物を世に広めていきたい」と丹精込めて育てている。
春名さんが趣味としてブルーベリー、ハスカップの苗木を育て始めたのは35年前。「一度きりの人生、決めたことはやり切る」をモットーに苗木の剪定や品種改良を繰り返しながら、今では3カ所の畑で400本以上の木を育て、毎年夏から秋にかけ収穫している。
住宅街から僅かに離れた緑6の畑には、こだわり抜いたブルーベリーの木が10種類あり今年8月上旬から収穫したのは「オレンジエッグ」とコラボし、タルトとして期間限定で販売され、ハスカップは冷凍しインターネット販売の道を模索しているという。
市内の手打ちそば「はるな家」の店主として忙しい日々を送る傍ら、畑の手入れなどは欠かさずしてきたという春名さんは「諦めないでコツコツ続けた結果が実りだしたのは5年位前のこと。今年は両方とも数十㌔の出荷が出来た」とし、「来年にはハスカップの商標登録など本格化させゆくゆくは稚内の特産品にするのが夢だね」と話していた。