時の話題 「間もなく処暑」
暑かった夏も23日の「処暑」をもって終えるのか。12年に一度有るか無いかの真夏日(最高30度以上)が4日もあった今年の夏。傍では新型コロナの感染者も増え、先週の宗谷管内感染者8人全員、そして18日の3人も稚内とあっては暑さとか何んとかと愚痴をこぼしている状況でない。
全国の感染者は2万5000人を超え、札幌周辺だけでなく増加傾向にある北海道では感染者が増加している旭川市との往来も自粛するよう求められており、これまでにない状況を呈している。
コロナだけに気を取られ夏も秋もあったものではないものの、時は移ろい北海道はあと3カ月もすれば降雪期を迎える。
その前には台風禍も恐らくあるだろう。現状の豪雨に呻吟している本州、四国、九州の方々には申し訳ないがどうか本道を台風が直撃しないようにと祈っているところだ。
そうこうしているうちに今年も3分の2が過ぎようとしている。コロナコロナで日が暮れてという状況にあるが、月日は容赦なく過ぎ目尻のシワも1本増えてしまったと嘆く女性もいることだろう。
生きてもたかだか80年の我々人間にとってこの2年、いや、あと1年は続きそうなコロナ禍で得たものは何だったのだろう。感染を恐れるあまり猜疑心を生み、密回避だとして人同士の懇親をも奪われ、大袈裟な表現をすれば孤独に生きる事が優等のような錯覚と偏見さえ生んだ。
一人で生まれ一人で死すとはいえ生きている間は家族や仲間と楽しく(だけではないが)生きるはずの人生に狂いが生じている。