時の話題 「4カ月ぶりに」
所用があり2月下旬以来4カ月ぶりにオレンジ通りに出掛けた。会社での用事が済んだ8時過ぎに夕飯方々ビールなど飲み退け通りに出ると人っ子一人おらず、週の始めとはいえ余りの静けさに酔いも醒めてしまうほどだった。
行き付けのスナックに行くもシャッターが閉じていたが、2軒目は営業しており客が2人いた。飲み屋さんの客というのは酔いが回るにつれ五月蠅くなるものだが、どこか遠慮気味にあり筆者らが席に就くと間もなくそれまでマイクを握りカラオケをしていた男性がそそくさと店を出て行った。
通りもだが店内も控え気味で、その後入って来る客も大騒ぎする人はなくセーブしながら飲みママさんらとの会話を楽しんでいるよう。コロナによって夜の街も人も様変わりした感がある。
と言えどこのような自粛ムードは異様でないのか。先月以降、散発的に稚内でも感染者が出ているが、道内一律だった緊急事態宣言が今月20日に解除されたのだからもう少しばかり人出があっていいのでは。飲み屋街は酔っ払いの奇声や嬌声など醜態があっていいもので、ひっそり閑としているのは異様だ。
コロナという災厄に見舞われ1年と4カ月経ち市民の行動にも変容があり、飲み屋街に出掛けるのは悪だみたいな風潮が今に至っても続いている。
マスクを外し密になることでの感染への恐れがあるにしても自粛した行動は行き過ぎなのではあるまいか。
店側も十分な対策をしており、今の稚内での感染リスクはかなり低いと思うのだが。