登山し徒歩一周旅 高知の男性 裏百名山ルートで
日本各地にある名山などを登山しながら徒歩で日本一周の旅に挑戦している高知県大月町の岩井大知さん(27)が稚内入りした。19日には利尻山を登山する予定で「山登りなど自然の楽しさを伝えたい」とSNSに活動を投稿しながら旅を続けている。
小さい頃から自然が好きで、社会人になってからハマった登山で名峰などを自身が考えたルートを広めたいと「裏百名山一筆書き」と銘打った旅は、昨年9月にスタート。四国、九州を歩き屋久島を折り返し、1500㍍以上の阿蘇山、九重山、大山など50カ所以上を登山しながら5月17日に北海道に入った。
その後は小樽、留萌など日本海側を北上し16日稚内に到着。8カ月の旅で山登りを含めて歩いた距離は7000㌔以上を超え「登山して5㍍の高さから滑落して足を痛めたこともありましたが、山登りと日本一周旅で色んな人と出会い、日本の広さと自然の豊かさを実感することができました」と振り返った。
利尻山登山後は、島でコンブ干しのバイトを2カ月ほどして9月から旅を再開する予定で「若い時でないと日本中を見ることはできない。各地の自然に触れ、多くの人に伝えたい」と話していた。