3カ月ぶりにツアー客 先週末に首都圏から24人来市
首都圏からのツアー客が昨年12月以来3カ月ぶりに稚内入りし、27、28の両日、観光スポットを巡った。
大手旅行会社クラブツーリズムの「カニフルコース・さいはての稚内」という1泊2日のツアーで、27日、東京から新千歳空港を経由し稚内入りした24人は午後に北防波堤ドームや稚内駅、旧瀬戸邸、宗谷岬などを巡り市内のホテルに泊まった。
28日は朝からノシャップ岬を見学後、北門神社に立ち寄り、神社内を20分ほど見て回った一行は、全国的にも珍しい子供抱く狛犬をスマホのカメラで撮り社務所では日本最北の御朱印など買い求めていた。
旅行会社の添乗員によると、今回のツアーは東京都の緊急事態宣言が解除されたことを受け、春休みもあり行われたもので、稚内へのツアーは昨年12月24日以来3カ月ぶりになる。「参加者の体調管理など感染防止対策を徹底しツアーを実施しています」と添乗員は話していた。
ツアー客を乗せた宗谷バスの運転手は「道外からのツアー客を乗せ市内を巡ったのは3カ月ぶり。この時期は春観光でツアーが増える時期だが、4月は20日以降に5本のツアーが入っているだけ。早くコロナが終息し観光が回復してほしい」と話していた。