時の話題 「大相撲よもやま」
大相撲春場所が始まった。注目は1年ぶりに出場した横綱白鵬で初日から連勝したものの4場所連続休場後の場所だけに土俵に足が着いていないとの印象を受けた。しかし勝負勘というか勝利への執念は変わらず今場所をけん引するのは違いない。それでも後半戦では力尽き10勝か11勝がいいところか。
もう一人の横綱鶴竜は土俵に上がり白黒決めたいのだろうが、崖っ縁にあるのには違いない。
モンゴル出身力士の覇権時代は終焉を迎えた感あるも不死身のどん底から這い上がってきた照ノ富士の再大関取りが今場所懸かっており、好角家の筆者思うに余程のアクシデントがない限り大関になるだけの二桁勝利は間違いなかろう。
ほかでは角番を迎えた大関貴景勝は故障とはいえ壁にぶつかっているよう見え給金8勝は大丈夫だろうが、二桁になると荷が重い。押しまくる気概があればいいのだが、変に考えてしまっている。ぶちかまして相手を圧倒してしまえばいい。あまり考え過ぎないことだ。
正代、朝乃山2大関は堅実に星を重ねるだろうし、先場所優勝した関脇大栄翔にとっては試金石の場所となろう。10勝すれば来場所での大関取りが射程距離になる。
ほかでは2場所(コロナ感染し先場所休場)ぶりに出場する若隆景、翔猿、豊昇龍、琴ノ若、翠富士に期待したい。
2カ月に一度の大相撲が始まると予定を入れないようしている筆者だが、何かと用事があり、十分に楽しめるのは来週からになりそうである。