時の話題 「襟を正しなさい」

 国民には5人以上の飲食は避けるようになど何かと自粛を呼び掛けているのに自らは10人以上の経済人らと会食し、続いて二階自民党幹事長らと梯子酒ならぬ〝梯子会食〟をし公明党の山口代表から諫められる我が日本国のトップ菅総理。言っている事とやっている事が違う言行不一致というレベルでない所業に筆者なんぞは「税金を返してくれ」と心の底から思う。
 その会食費だって何処から出ているのかと勘繰れば腹立たしくなる。総理、ひいては政治家というのはそんなに偉いものなのか。元を正せば国民の1票で当選しているのだから少し位は国民の方に目を向けなければならんだろう。何か勘違いしているのでは。
 コロナ禍の中、国民は必要以上に自粛を迫られ、知人の一人は奥さんの父親・岳父が亡くなったというのに札幌で営まれた葬儀列席も叶わない―など誰もが塗炭の苦しみを舐めているにも拘らず、菅さんら政治家は何食わぬ顔で公費(恐らく)を使い多人数に及ぶ飲食を平ちゃらにする。
 日本の今、将来のため多方面の方々の意見を伺い国政に資するなんて言っても我々国民は騙されない。
 自らの肝いりだからなのであろうが、GoToトラベルによって感染者が激増しているのに「そのようなエビデンス(論拠)は無い」などと東大出の官僚が作った発言をする菅さんには呆れるを通り越し継ぐ言葉も無いほどである。
 苦労人で下々の事は重々知っている筈なのに市井に住む国民を顧みようとしない姿勢に〝働きたい内閣〟なんておこがましい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ニュース

前の記事

天北堆